では具体的にお買物車でジムカーナのS1500クラスのイベントに参加するのにかかるコストを他のクラスに他の車種で参加する場合と比べてみましょう。
※ジムカーナへの具体的な参加方法については「大人のためのジムカーナ入門」
も参照して下さいね ( '-^*)
※ジムカーナをこれから始める場合は,まずヘルメットとグローブの予算(合計で
4万円ぐらい?)を考える必要がありますよ。
も参照して下さいね ( '-^*)
※ジムカーナをこれから始める場合は,まずヘルメットとグローブの予算(合計で
4万円ぐらい?)を考える必要がありますよ。
まずS1500クラスに参加すべくMAZDA「デミオ」の1500ccで安いグレード「15C」を買って最初からクルマを作った場合です。
・車両本体価格:136万円(もちろんS1500規定の範囲内です)
・オプションや値引きを合わせて:+15万円ぐらい?
・オプションや値引きを合わせて:+15万円ぐらい?
ま,とりあえず150万円でクルマを新車で購入しました,としましょう。
次に,ジムカーナをするためにまず最初に必要になる装備は前後のブレーキパッド/シュー,車高調サスというところでしょうか。
・ブレーキパッド/シュー:2.1+2.1=4.2万円(RIGID)
・車高調サスキット:31.5万円(S-Ohlins α-spec 純正マウントレスキット)
・車高調サスキット:31.5万円(S-Ohlins α-spec 純正マウントレスキット)
工賃は7-8万円というところでしょうか。でもこれくらいなら自分で作業できるという人も多いかもしれませんね。そして次にバケットシート,4点式ベルトと,いよいよタイヤ+ホイールをそろえます(タイヤとホイールは通販の参考価格です)。
・バケットシート+シートレール:2.1+2.1=4.2万円(naniwaya original)
・4点式ベルト:3.8万円(TAKATA,購入は通販)
・タイヤ:1.4×2+1.3×2=5.4万円(DL Z1☆spec 195/50-15,195/55-15)
・ホイール:3.0×2+2.9×2=11.8万円(SSR typcC 15-7J,15-6J)
・4点式ベルト:3.8万円(TAKATA,購入は通販)
・タイヤ:1.4×2+1.3×2=5.4万円(DL Z1☆spec 195/50-15,195/55-15)
・ホイール:3.0×2+2.9×2=11.8万円(SSR typcC 15-7J,15-6J)
シートベルトの左サイドのボルトは床に穴あけ加工が必要になりますし,持ち込みタイヤの組み込み工賃も要るでしょう。合計工賃2万円ってとこでしょうか。
そして競技会に出て勝負をしようと思うとここにLSDが必要になります。
・LSD:11.9万円(CUSCO α-spec)
こいつの組み込み工賃は高いです。ミッションの脱着が必要になるからです。たぶんミッションオイル込みで6-7万円になるでしょうか。
ここまでで
・合計:72.8万円
・工賃込み合計:約90万円
・工賃込み合計:約90万円
ということになります。
ただし,バケットやシートベルトなどは以前の競技車から引き継ぐという人も多いでしょうし,ホイールはオークションなどでもっと安く中古品が手に入ります。工賃もLSDの取り付けなどはショップに依頼するにしても,それ以外はなんとか自分でやりますという人もいるでしょう。競技経験者ならおそらく工賃込みで合計60-70万円ぐらいには圧縮できると思います(もちろんこれにマウント類やクラッチ類の交換がメニューとして入ってくると,もうちょっとかかりますが)。

自分で作業すればある程度工賃は軽減できます
60-70万円ってメチャクチャ高いやんか! と言う人もいるかもしれません。
でもね,S1500クラスの良いところは,ここからの追加費用やランニングコストがあまりかからないことなんです。クルマが出来あがってしまえば,そのままで1年ぐらいタイヤももちます。クルマもほとんど壊れませんし,必要なのはオイルやフルード類の交換ぐらいでしょうか(車種によってはドライブシャフトが何回か折れるかもしれませんw)。
また,一気にクルマを作ってしまわなくても,何ステップかに分けて少しずつ競技車に仕上げて行ってもOKです。私のデミ助も現在の標準仕様になるまで1年以上かけてゆっくりゆっくり仕上げてます(お小遣いでやってますからね...)。
...ということでS1500クラスの場合,クルマを新車で買って新規参戦するとしても,1年目のシーズンでかかる費用は車両価格+100万円程度,安いグレードを買って総額で240-250万円ってところです。
・・・・・・
次にインテグラ・タイプR(DC2)を中古で買って,競技車に仕上げ,N2クラスに出るケースを考えて見ましょう。
まずクルマ本体ですが,10年物の中古なので安いものは30万円ぐらいからありますが...買いませんよね,そこまで安いタマは(笑)。修復歴なし,おかしなストリートチューンもなしの程度極上ものは結局70-80万円します。
・車両本体価格:75万円
・自動車保険差額,諸経費など:+15万円ぐらい?
・自動車保険差額,諸経費など:+15万円ぐらい?
とりあえず合計90万でクルマをゲットしました。
さあ,インテグラ・タイプRですよ。メーカー純正のレースカー,世界最強のFF車と言われているクルマです。このままで十分ジムカーナで戦えるはず...なんですが,N2クラスではみんなこのクルマをさらにチューンしているので,やはり周囲と同じレベルまで仕上げて行かないと勝負にならないんです(泣)。
ということで結局,上のデミオにかかった分と同じ経費がかかります。さらにタイヤはSタイヤになりますし,ホイールもフロント16インチ8J幅になります。また,たいてい街乗り用と本番用でタイヤを履き換えますのでタイヤ+ホイールはもう1セット要ります。欲を言えば,ウェットの本番用にフロントだけもう1セット要ります。
こんなことをやっているとタイヤ+ホイールだけで軽く50万円を突破します。デミオで90万円かかっていたのと同じ装備で,既に合計130万円以上になってます。
それだけではありません。ライバルはみなクラッチ関係,フライホイール,ファイナル,ブッシュ,マウント,軽量バッテリーなどいろいろなところに手を加えています。
・クラッチディスク+カバー:5.5万円(CUSCO カッパーシングルセット)
・フライホイール:5.1万円(CUSCO 軽量クロモリ)
・98ファイナル:0.8万円(HONDA純正部品,98スペック以降は不要)
・ブッシュセット:10.5万円(無限)
・マウントセット:3.9万円(無限)
・2輪用軽量バッテリーセット:1.9万円(RIGID)
・フライホイール:5.1万円(CUSCO 軽量クロモリ)
・98ファイナル:0.8万円(HONDA純正部品,98スペック以降は不要)
・ブッシュセット:10.5万円(無限)
・マウントセット:3.9万円(無限)
・2輪用軽量バッテリーセット:1.9万円(RIGID)
合計で約28万円,工賃を入れると40万円コースです。
走行が10万kmを超えてるクルマはエンジンのオーバーホールも必須になります(約50万円)...ボディもできればスポット増しで補強入れたい(約50万円)...
もう,合計金額を計算するのが怖いぐらいですね(汗)。
さらにSタイヤで1シーズン戦うとすると,年間8戦としてフロントタイヤは3セット以上欲しいところです。リアは1セットでいけるかもしれませんが,やはり2セット欲しいところですね。これだけで...30万円ぐらいになります。

カッコいいクルマなんですが...お金かかります(泣)
結局,中古でクルマを買ってN2クラスの標準的な仕様にするだけで360万円ぐらい,ランニングコストもタイヤ代だけで年間30万円は超します。
何年もかけてコツコツやっていくとしても,世のおとーさんのお小遣いで何とかなる範囲を逸脱してますよね。独身の人か,お金持ちか,よほど家族がおとーさんの趣味に理解がない限り,なかなかできることではありません。
・・・・・・
さて次はランエボを買って...いやもう比べるべくもないですよね(笑)。
最初からクルマの値段が全然違いますから。デミオが2台買えちゃいます。

右デミオ,左エボX どっちもワルそうな面構えしてますけどね(笑)お値段が全然違います
以上,S1500クラスがどれほどお財布に優しいかよく分かってもらえたと思います。これぐらいなら,何とかおとーさんのお小遣いの範囲内でもぼちぼちやって行けますよね。
上にあげたコスト以外にも自動車保険,自動車税,車検時の重量税,普段のガソリン代など全てがお得で(元々の燃費が良い上,レギュラー仕様ですから),維持費が安いというのも,お買い物車ならではの長所です。
これからモータースポーツを始めてみたいけど,クルマを買うのが精一杯でなかなかクルマの改造まで手が回らないというアナタ。
現在他のクルマ・他のクラスで競技をやっているけど,いい加減タイヤ代や維持費の高さにうんざりしてるアナタ。
さあ,あなたもお買い物車でエコノミーに(笑)走りませんか?

お買物車と侮るなかれ。S1500車両になった時点の運動性能は,色んな
スポーツ車を乗り継いできた競技ドライバーをも唸らせるものがある。
※ここにあげてある価格は参考価格です。実際の車両作成や競技参加
にあたっては,必ず行きつけのショップや通販サイト,オークション等と(笑)
相談しながら行って下さい。
にあたっては,必ず行きつけのショップや通販サイト,オークション等と(笑)
相談しながら行って下さい。
※競技規則や車両規定は時々変更があります。実際の車両作成や競技
参加にあたっては,必ず自分の地区のJMRCのサイトなどから当該年度の
競技規則と車両規定をご確認下さい。
参加にあたっては,必ず自分の地区のJMRCのサイトなどから当該年度の
競技規則と車両規定をご確認下さい。
今回のまとめ
・S1500クラスはもともとのベース車両が安い「お買物車」なので,最初からコストがかからない。
・これらのクルマは燃費も良いしレギュラー仕様。税金や保険関係などの維持費もかなり安く済む。
・さらに改造範囲が制限されているので他のクラスのような過度の改造競争にならない。コストをかけずイコールコンディションで走れる。
・そして何よりSタイヤを使わないことでランニングコストが段違いに安く済む。
・結果的に他のクラスよりもずっと安い資金で,たっぷり競技を楽しむことができる。初心者にも経験者にもうれしいクラス設定。
Updated on May 6, 2009.
お買物車でモータースポーツしよ! 〜S1500ノススメ〜

