その2 対象車種と主力車種


さて,ではお買物車でスーパー1500(S1500)クラスのジムカーナのイベントに出場するとしましょう。実際にはどのようなクルマが出走OKなんでしょうか。

※ジムカーナって何?っていう方や,参加方法が分からない方は
大人のためのジムカーナ入門」の各項目を参照して下さいね ( '-^*)



まず対象となる車種としては「排気量1500cc以下のNAエンジン車」に限られます。ターボやスーパーチャージャー車は対象外です。1500cc以下であればいいので,1.3リッターのクルマもOKですし,1.0リッター車や軽自動車もOKです。


さらに,「2輪駆動であること」という制限がつきます。したがって4WD車はNGです。現在このクラスのクルマはほとんどがFFで,スポーティーなFR車というのは存在しませんが,今後どこかから発売された場合は出走可能ですよ。


そしてここにもう1つ,「車両本体価格が180万円以下であること」という制限がつきます。これはあくまでカタログ上の車両本体価格が判断基準です。購入時にオプションで高級ナビをつけたら支払いが200万円近くになっちゃった,という場合もカタログ上の価格が180万円以下であればOKです。逆に,中古で安く買っても,そのクルマのカタログ上のお値段が180万円を超えていればNGですよ。


さらにもう1つ制限があって,それは新車購入時から7年以内のクルマ,というものです。これは車検証にある「初年度登録」の年月日から数えて7年以内,ということなので,中古でそのクルマを買った場合は7年以内でも期限切れを迎えることがあるため要注意です。


いろいろ制限ばっかり書きましたが,最近の1500ccのコンパクトカーはたいていみなこれらをクリアするので,該当車両は非常に多くなります。具体的には...

ヴィッツ,フィット,デミオ,コルト,スイフト,マーチ,カローラファミリー,ティーダ,ノート,アクセラスポーツ,パッソ/ブーン,デュエット/ストーリア,ラウム,ist,iQ,インプレッサHB,などなど...お買物車の行列ですね(笑)。


もちろん,本気でモータースポーツをしようと思うとMTのグレード設定があることが原則になりますし,LSD(リミテッド・スリップ・デフ)が発売されてるかどうかも大事です。ATやCVTでも競技に出ることはできますし,LSDがなくてもダメということはありませんが,勝負に「勝つ」ことを考えるとかなり苦しくなります。

※LSDって何?っていう方は「大人のためのジムカーナ入門」の
クルマのステップアップ」の「ランクB」項目を参照して下さい ( '-^*)


これらから考えると,現実的に「勝負できる」クルマは,ヴィッツフィットデミオコルト,旧スイフトスポーツ,マーチ,デュエット/ストーリアなどでしょうか...いや結局お買物車ばかりですね(笑)。

ただし旧スイスポとデュエット/ストーリアはそろそろ7年経つクルマが出てきているため初年度登録の年月日に要注意です。


これらのクルマの中でも,もともとTRDやRALLIARTから競技用のパーツが供給されている関係で当初はヴィッツやコルトが有利と考えられていましたが,競技用パーツの供給が追いついてきたこともあって,2009年からマツダのデミオが急速に競技ユーザー人口を増やしています。


MAZDA DEMIO 15C


ただ実際にはイベントごとに勝利車が入れ替わっており,このクルマが圧倒的に有利,というのがないのがS1500クラスの良いところです。有利不利を気にせずあなたの好きなクルマで,あなたの家にあるクルマで,走りましょう!


※競技規則や車両規定は時々変更があります。実際の車両作成や競技
参加にあたっては,必ず自分の地区のJMRCのサイトなどから当該年度の
競技規則と車両規定をご確認下さい。



今回のまとめ

・S1500クラスで走ることのできるクルマは,排気量1500cc以下のNAエンジンを積んだ2輪駆動車で,車両本体価格が180万円以下,初年度登録から7年以内のクルマ。
・実際にはこれらの条件に加えてMTミッションのグレードがあるかどうかと,装着できるLSDがあるかどうかが重要。
・これらを全部満たすクルマとしてはヴィッツ,フィット,デミオ,コルト,マーチ,旧スイスポ,デュエット/ストーリアなどがある。
・よく考えられた車両規定のおかげでこれらの車種の中ではほぼイコールコンディションで戦うことができる。自分の好きなクルマで走ろう。


Updated on May 5, 2009.